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彼のものの考え方や理屈や理論を話したがります。ですから、ここでは、うんちくを広い意味にとらえて考えてみましょう。
男は女性に比べて、理屈っぽく、議論好きであり、女性が目を輝かせて、自分の言っていることを聞いてくれると、男はとても喜ぶものです。 最近は女性も仕事に進出するようになったので、女性たちの中にも議論好きの人が多くなり、中には男を言いくるめてしまうような、理路整然とした話し方をする人もいます。 うんちくを語る男はみな、自分はここまで知っているのだと、得意げです。人の知らないことまで知っているのが自慢なのです。ですから、自分よりもさらによく知っている人がいると、男はなんだか負けたような気分になります。
男がうんちくを語る根本的な理由は、自慢とか得意になりたいとかいうよりももっと大事なものがあります。それは、男が女性に自分を印象づける手段なのです。 女性は外見の印象で男性を引きつけようとするでしょう。たとえば、ヘアスタイル、メイク、ファッション・・それらによって、自分自身の印象を人に与えようとします。 それに反し、男はメイクはしないし、ヘアスタイルも限られ、服装にしても社会人なら、自由なファッションというわけにはいかず、スーツ姿が一般的です。
こうしてみると、男は女性に比較して、自分を印象づける手段は限られているため、どうしても外見でない方法、つまり内面的なもの、形にならないもので、自分を印象づけるようにしたのです。それがうんちくです。 自分はある分野に関して詳しい。その分野は仕事でも趣味でも何でもかまいません。そして、その分野について知っている知識を女性に話す、そうすれば、自分という男がどんな人間か印象を与えることができる、というわけです。また、自分なりの理論を女性に話す場合もあります。 若い男はどちらかといえば、知識に片寄った内容を話したがりますが、これは経験がなくても知識なら話せるからです。若くない男性は、経験から生み出された、自分なりの理論や理屈を話したがります。 男がうんちくを語り出したら、女性はとにかく聞き役に徹しましょう。ある分野について女性よりもよく知っているのは事実ですから、そのことを素直に認めてあげてください。自分があまり趣味のない分野であっても、男性が熱心に語ろうとしているのですから、耳を傾けるのが最低限のマナーです。 そんな男性を可愛いと思えるようになったら、一人前の大人の女です。
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