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しかし、そういう積極的に出る姿は、恥じらいもかわいさもなく、本来の「女性らしさ」からは相当の隔たりがあります。
女性本来の本質は受動的で忍耐力があり、やさしさや愛情に満ち溢れ待ちの姿勢をしているものですが、女性が能動的に打って出る姿勢というのは、陰の本質が隠れて陽のほうに傾いてしまったということです。 そういう女性は、陰陽のバランスが崩れていますので、好きになる男性も、陽としての性質が表面に顕れていないバランスの悪いタイプであることは間違いありません。 両者で陰陽のバランスをとろうとするからです。
それでは、女性はずっと待ちの姿勢で、男性が近づいてくるまで静かにしていなければならないのかというと、決してそういうことはありません。 女性の本質を発揮すればよく、自分が自ら積極的に動くことはなく、男性が自然と引き寄せられるようにするだけでいいのです。現実に多くの女性が無意識にそれをやっているものです。 男と女は昔から蝶と花にたとえられることが多く、花は蝶を惹きつけるためにきれいな花を咲かせようとします。花は蝶が自分のところに飛んできてくれないと受粉できないために、よい香りのする美しい花を見せて、蝶を招き寄せようとするのです。
それと同じで、女性も美しく着飾ったり、念入りに化粧をし、さらによい香りを漂わせて魅惑的な姿を男性に見せることで男性の心を惹きつけます。 自分から男を誘うような下品なことをしなくても、魅力的で可愛らしさを見せ付けるだけで、男性のほうから自然と声をかけるようになるのです。 これが本来の女性の男性に対するアプローチの仕方なのです。 好きなタイプの男性の前で、可愛らしい仕草をしたり、ふだん見せないような素敵な笑顔を振りまいたりするのも女性ならではの男の惹きつけ方です。そういうところに女性らしさと女の魅力を感じて男は近寄ってくるのです。 一見、男性が女性を選んでいるように見えますが、本当は女性が男を選んでいるのです。 なぜなら、男性が自分に近寄ってきても、最終的にその人を受け入れるかどうかを決めるのは、女性のほうだからです。 それは将来にいい種を残すために男を選択しているのです。 |
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